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【6年越しの奇跡・第2話】高齢妊娠とつわりのリアル体験談

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【6年越しの奇跡・第2話】高齢妊娠とつわりのリアル体験談|1人目と2人目で違ったこと 【6年越しの奇跡・第2話】高齢妊娠とつわりのリアル体験談 ― 1人目と2人目でこんなに違う! シリーズ第1話: 6年の不妊でも不妊治療しなかった話(38歳で自然妊娠) まさかの 自然妊娠 がわかった直後から、本当の試練が始まりました。きっかけは突然の 吐き気(つわり) 。ここでは、 高齢妊娠 だった私の 1人目(38歳) と 2人目(42歳) のつわり体験を、具体的に記録します。後半では、私に効果があった「食べられたもの」「飲めたもの」「サプリ」の話も。 1人目(38歳)つわり:食べても飲んでも吐く、再発まで 妊娠が判明してから、もう 吐く・吐く・吐く 。水分すら受け付けない日もありました。眠気もひどく、初マタニティは予想以上にハード。 病院と先生のこと かかりつけ内科の紹介で、サンタモニカの産婦人科へ。理知的で穏やかな先生(インド系の方)。 「高齢だから…」と不安を口にすると、「そんなこと言わないで、まだ若いじゃない」と笑ってくれたのが救いでした。 貧血とサプリ:飲んでも吐くジレンマ 血液検査で 貧血 が出て、 鉄剤+プリネータル(葉酸含む) を勧められました。ただ私自身、薬に少し抵抗があり 飲んだり飲まなかったり 。飲んでも吐いてしまうことも多く、効果を実感できたかは不明。 移動と嘔吐の思い出 体調が悪く運転は控えて Uber に。香水の匂いや運転の揺れで車酔い→ 途中で降りてリバース …が数回。(一度はビバリーヒルズの豪邸前で盛大にマーライオン…ごめんなさい) 食べられたもの・無理だったこと 食べられた: サンドイッチ ほぼ無理: 白米など多くの食事(作ってはみるけど食べれば オェェ… ) 歯磨き: ブラシが舌に触れるだけで 嘔吐 安定期に一度落ち着いたものの、 妊娠後期でつわりが再開 。妊娠期間の多くを「ゲロゲロ」で過ごし、胎児の成長率も低く不安が尽きませんでした。 2人目(42歳)つわり:工夫で「乗り切る」に変わった 2回目のつわりもスタートは強烈。ただ、...

6年間の不妊でも不妊治療しなかった話【38歳で自然妊娠】

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6年間の不妊でも不妊治療しなかった話【38歳で自然妊娠】 「不妊治療なしで本当に妊娠できるの?」 「高齢でも自然妊娠の可能性はある?」 これは、私が38歳で自然妊娠するまでの6年間を記録した、リアルな妊活体験談です。 私たちの出会いと妊活の始まり 私が夫と出会い結婚したのは32歳。 子どもの頃に思い描いていた人生より遅いスタートでしたが、やっと出会えた「家族になる人」でした。 夫は私より10歳年上で、これまで子どもができた経験がありません。 結婚後すぐに妊活を始めましたが、なかなか妊娠できず、すぐに 不妊の現実 に直面しました。 不妊治療を勧められるも、踏み切れなかった理由 内科や産婦人科の先生からは「そろそろ不妊治療を検討してもいいのでは?」と提案されました。 35歳を過ぎると妊娠率の低下が気になる年齢。真剣に治療を考えましたが、調べるほどに迷いが生じました。 経済的・肉体的な負担 不妊治療は想像以上にお金・体力・精神力を消耗します。 特にアメリカでは治療費が非常に高く、知人の話では「家が一軒建つほどの出費になる」ことも。 当時の私たちは高額な家賃を払いながらの生活で、とても現実的ではありませんでした。 夫が傷つく可能性 さらにもうひとつ大きな理由がありました。 もし検査で 不妊の原因が夫にある とわかった場合、彼が深く傷ついてしまうのではないかという懸念です。 男性不妊はデリケートな問題で、夫婦関係にも影響を及ぼす可能性があります。 私にとって彼の心の健康は何より大切で、「原因探し」で関係が壊れるくらいなら、自然に任せる方がいいと思いました。 「そこまでして子どもが欲しいか?」という本音 子どもがいたら…という漠然とした理想はありましたが、夫婦ともに特別な興味があったわけではありません。 子ども嫌いではないけれど、 「いなくてもそれはそれでいい」 と思える関係でした。 結果、私たちは 不妊治療を積極的にせず、自然に任せる という選択をしました。 30代を自由に楽しんだ6年間 時には寂しさを感じることもありましたが、30代の自由を満喫しました。 植物を種から育てたり、行き場のなかった7歳のポメラニアンを迎え入れたり。 愛犬との暮らしは本当に幸せで、不妊のことをすっかり忘れる日々でした。 ...

【スイミングスクール】合格の翌週はまさかの“復習デー”…次のスキルへ進めなかった理由【4歳、水嫌い克服なるか】

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※前回のスキルテスト合格エピソードはこちら → 「蹴伸び→背面ロール」に合格した日 やっと合格したのに…次のスキルへ進めなかった日 今日は、娘(4歳)の週一の スイミングスクール 。 先週は スキルテスト 「蹴伸びの姿勢から背面ロールで浮き、呼吸を整える」 に合格して、親子で大喜びでした。 今週は次の目標、 「ジャンプイン」からの背面浮き へ進めるはず——そう信じて、家でも軽く予習をして臨みました。 ウォームアップでつまずいた理由 ところが、お教室のプールは、私たちが普段通っているプールより 塩素の濃度や匂いが強め 。 娘は ウォームアップの顔つけ で足が止まり、表情も固くなってしまいました。 結果、コーチからは先週合格した 「蹴伸び+背面ロール」 の 復習を何度も することに…。 新しいスキルに進めると期待していた分、娘も私も少ししょんぼり。 期待とのギャップと、母の本音 今週の課題は 「水面から放り投げられて“ジャボン”→背面で浮き、呼吸を整える」 という、むしろ娘が楽しめそうな内容。 「今日は笑顔で終われるはず」と思っていたので、 まさかの復習デー は正直こたえました。 でも、 匂い・水質・環境の違いに慣れる のも大事な練習。 合格後の“定着期間”なんだと、頭ではわかっている自分もいます。 出産直前、次回は「ある」のか問題 そして私はいま 妊娠38週(臨月) 。 次のクラスに行けるのかは、まさに 神のみぞ知る… (たぶんスケジュール調整になりそう)。そして、38週に入り、子宮口が開き始めているため、当分私はプール禁止です。一緒に練習してあげられない。夫が代わりにプールに付き合ってくれるそうですが、どうなることやら。 「次こそは!」という気持ちと、「次は見られるかな?」というもどかしさが、胸の中で交差しました。 少しずつ、確実に。 環境の違いに戸惑いながらも、少しずつ 水嫌いを克服 していく娘。 合格はゴールじゃなくて、 “できることを増やす”ためのスタート なんだよね。 次こそは、 ジャンプインからの背面浮き で、ニコニコのゴールができますように。 📣 Instagramでもスイミングの様子を更新中! フォローはこちら View this post...

アメリカ幼児の人間関係トラブル|世界の広い子に育てたい(中編)

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アメリカ幼児の人間関係トラブル|世界の広い子に育てたい(中編) アメリカ幼児の人間関係トラブル|世界の広い子に育てたい(中編) ( 前編からの続きです ) イジワルなIちゃんとの関係は、夫婦で何度も話し合った末、娘にはこう伝えました。 「Iちゃんとは無理に関わらなくていいよ」 Aちゃんとは、ご両親とも連絡を取り合い、なんとか関係を修復しようと努力しましたが、Iちゃんの場合は違いました。正直なところ、私が相手のご両親を信頼できなかったのが一番の理由かもしれません。 娘に伝えた大切な言葉 ある日の車内で、娘にこう話しました。 「Iちゃんが意地悪なのは、娘ちゃんが日本語を話すからかもしれないね。Iちゃんは英語しかわからないから、違う言葉を使う人のことが理解できないんだと思う。 でも娘ちゃんは、他の子が違う言葉を話していても仲良く遊べてるよね? だから、Iちゃんは“世界が狭い子”なんだよ。あなたのことを異物のように感じているだけ。 でもあなたは“世界の広い子”。どんな言葉の子でも自然に受け入れられるんだ。 だから、悪いのはあなたじゃない。気にしなくて大丈夫だよ」 多文化が集まる近所の公園 実際に、私たちの近所の公園は世界中からの移民家族で溢れています。 インド、シリア、イスラエル、メキシコ、エクアドル、ロシア、ウクライナ、チェチェン、アルメニア、ハンガリー、ドイツ、中国、韓国、ナイジェリア、ジャマイカ、ブラジル……もちろん日本も。 まるで世界の縮図のような場所です。 子どもたちはそれぞれの母国語を話しながら、ワイワイと楽しく遊んでいます。 特に2歳の頃は、言葉の違いなど気にせず遊んでいたように思います。 海外で学校に通うとはどういうことか 私自身、そのような多文化環境で子育てできることをとても恵まれていると思っていました。 しかし、実際に娘が学校へ通い、マイノリティーの立場に立たされたことで、 「ああ、海外で学校に通うということはこういうことなのか」と初めて痛感したのです。 学校外での多様な交流を心がけて 幸い先生からは「他の子とは楽しく遊べています」と報告を受けていたため、Iちゃんとの問題には直接介入せず、見守ることにしました。 その代わりに、学校外の公園やYMCAなど、さまざまな子ど...

アメリカで幼児が経験した仲間はずれ|4歳娘の人間関係トラブル体験談【前編】

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アメリカで幼児が経験した仲間はずれ|4歳娘の人間関係トラブル体験談【前編】 アメリカで幼児が経験した仲間はずれ|4歳娘の人間関係トラブル体験談【前編】 アメリカで幼児期の子育てをしていると、言葉や文化の壁から思わぬ人間関係トラブルに直面することがあります。私の4歳の娘もその例外ではありませんでした。今回は、娘が学校で経験した仲間はずれと差別のような出来事、そして親としての葛藤や対応についてお話しします。 きっかけは娘の「Iちゃんはイジワルだ」という一言 ある日の帰り道、車の中で娘がポツリとつぶやきました。 「Iちゃんはイジワルだ」 その時、私は初めて娘が学校で何か辛いことに直面していることを強く感じました。 言葉の壁が生む孤独と分離不安 娘は英語がまだ話せず、幼稚園に通い始めた頃は分離不安がひどく、先生にべったりくっついていました。やっと友達と遊べるようになったと思ったら、最近はお迎えの時に一人でポツンと遊んでいることが増え、私は胸が痛みました。 仲間はずれの瞬間を目撃 同じクラスのM君の誕生日会で、娘がみんなと追いかけっこをしようとしたところ、Iちゃんに「こっちへ来ないで!」と強く言われ、娘はその場で泣いてしまいました。Iちゃんの親御さんは、その出来事に気づいていないようでした。 遊びたい気持ちと周囲の壁 IちゃんとM君はいつも一緒に遊んでいて、娘もM君と仲良くしたいのですが、Iちゃんがそれを阻んでいました。週5日の長時間登園の二人に対し、娘は週2日の慣らし保育。環境の違いも大きく、Iちゃんから見ると娘は“異物”だったのかもしれません。 言葉が違うことの辛さと差別の現実 娘は日本語でたくさん話しますが、英語を自ら話すのはまだ苦手です。アメリカでは英語以外の言語を話す子に距離を置くケースがあり、これは単なる子どものわがままではなく、言語や文化の違いによる壁でもあります。 親としての葛藤と対応 学校に相談することも考えましたが、先生たちは問題を認識していないようでした。夫と話し合った結果、無理に関係を良くしようとせず、娘には「かまわず無視していなさい」と伝えることにしました。辛い決断でしたが、これが今の最善策だと思ったのです。 中編へ続く

アメリカでの幼児の人間関係トラブルー 4歳の娘が経験した友達関係の崩壊と、親ができる具体的なサポート法(後編)

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アメリカ幼児の人間関係トラブル|繰り返される関係の崩壊【後編】 アメリカ幼児の人間関係トラブル|繰り返される関係の崩壊【後編】 ( 中編からの続きです ) 学校では、Iちゃんから意地悪を受けていた娘でしたが、それでもAちゃんとはとても仲良くしていました。性格もまったく違う二人ですが、娘は「大好き!」と言い、向こうのお母さんもその仲を喜んでくれていました。 しかし、学期の途中でAちゃんは引っ越してしまい、さらに他のアジア人の友達も学校を辞めてしまいました。加えて、3人いたクラスの先生たちも次々と辞めるという予想外の環境変化が起きました。 そんな中、新しく担任になった先生は、経験豊富で、4歳でアメリカに渡り英語が話せなかった自身の経験もある方でした。運が良かったとはいえ、急激な環境の変化に親子ともに戸惑う日々が続きました。それでも娘は前向きに学校へ通い続けました。 新しい友達とのトラブルと絶縁宣言 そんな中、娘はGちゃんという子と急に親しくなり、「大の仲良し」になりました。安心したのもつかの間、突然娘がGちゃんを蹴飛ばすというケンカが勃発。何度も衝突を繰り返した結果、娘は「もうあの子は友達じゃない」と絶縁を宣言しました。 公園で見てきた娘の明るい姿とは違う一面に驚きましたが、娘の気持ちを尊重し、そのまま受け止めることにしました。 トラブルの裏にあった影響力 後になって気づいたのは、またIちゃんがこの関係崩壊の影にいたということです。Iちゃんはクラスのリーダー的存在で、多くの子どもたちが彼女と仲良くしたがっていました。 娘が嫌うIちゃんは「ゾンビ」や「モンスター」と呼ぶ遊びを始め、それに娘は強く反発。これは表面的には遊びに見えますが、娘にとっては苦痛でした。特に娘のように発達が少し遅れていたり、走るのが遅い子にとっては、“ゾンビ”役を押し付けられることは抜け出せない苦しい状況だったのです。 親としてできることは何か? こんなにも早く、人間関係で傷つかなければいけないのかと胸が痛みました。私は何ができるだろうかと悩みました。 私にできることは、娘に自信をつけてあげること。ネットで調べると、ただ「すごいね!」と褒めるだけでは足りないことがわかりました。まずは安心できる家庭を作り、失敗しても挑戦できるよう励まし、...

スイミングスキルテスト合格!親子の挑戦、笑顔でゴール

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スイミングスキルテスト合格!親子の挑戦、笑顔でゴール 今日は嬉しい報告です。 娘がスイミングのスキルテストに合格しました! 実は今回が2度目の挑戦。前回は「蹴伸びの姿勢から背面にロールして、浮かびながら呼吸を整える」というスキルテストで、顔を水につけるのを嫌がったため不合格でした。 私は、 「できるはずなのに、うまくできなかった…」 その悔しさと歯がゆさに、思わず胸が詰まりました。 でも、それでもあきらめずに、毎日のように娘と一緒にプールへ通って練習を重ねました。 そして今日—— 娘は、前回嫌がっていた塩素のにおいにも負けず、しっかりと顔を水につけ、見事にテストに合格! レッスンの最後には私も娘も笑顔。 ごほうびのシールをもらった娘は、大喜びでした。 次回のスキルは、「水面から放り投げられて水に“ジャボン”と入った状態から、背面で浮き、呼吸を整える」というもの。 これはきっと娘も楽しみながら挑戦できるんじゃないかな、と思います。 私も妊娠38週、臨月に入りましたが、42歳の体にムチ打って(?)また一緒にプールへ通いたいと思います。 娘の成長には、本当に目が離せません。 次回のチャレンジも、楽しみです☆ Instagramもやっています!

環境を変える勇気 ― いつもの公園をお休みした日々

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環境を変える勇気 ― いつもの公園をお休みした日々 こんにちは。ロサンゼルスで育児中、そして妊娠37週のsoy sauce & avocadoです。 前回のブログでは、3歳半の娘が初めて経験した「仲間はずれ」について書きました。 言葉の壁、運動能力の違い、そして幼い子どもたちの間に自然と生まれてしまう“距離”。 今回は、その続きです。 幼児教育の先生に相談してみた 娘が泣きながら「なんでみんなイジワルするの?」と訴えてきた日の夜、 私はどうしてもそのままにできず、以前通っていた幼児教育クラスの先生に相談してみました。 先生はこう言いました。 「子どもたちの世界はとても繊細です。 大人が“そのうち仲良くなるよ”と軽く見てしまうことでも、 本人にとっては大きな痛みになっていることがあります。」 「環境を変えてみるのも、一つの方法かもしれませんよ。」 言葉にしてもらったことで、私の中でもやっと「行動してもいいんだ」と思えるようになりました。 思いきって、公園通いをやめてみた 毎日のように通っていた、近所のあの公園。 娘も私も“日課”のようになっていた場所でした。 でも、あの子との距離が日に日に辛くなっていくのを見て、 私は思いきって、その公園にしばらく行かないことを決めました。 相手の親御さんには、こんなふうにメッセージを送りました。 「最近、娘が言葉の壁にぶつかって少しフラストレーションを感じているようで… 娘の気持ちと英語のサポートをもう少し丁寧にしてあげたいと思っています。 なので、公園に行ける日が少し減るかもしれませんが、 また元気なときはぜひ一緒に遊んでくださいね。」 あえて「いじめられている」とは言いませんでした。 相手に責任を感じさせないように、でも、こちらの事情はきちんと伝える。 それが、私なりに選んだバランスでした。 代わりに、別の公園に行ったり、娘とふたりでおうち遊びや図書館通いを増やしたり、 いつもの「人との関わり」から少し離れた時間を意識的に作るようにしました。 距離を置いたことで、少しずつ変わっていった その新しい日々の中で、娘の表情が少しずつ穏やかになっていきました。 思い出したように「あの子に会いたいな」と言うこともありましたが、 ...

「なんで仲間に入れてくれないの?」多言語環境で育つ娘が初めて経験した“仲間はずれ”と親の葛藤

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「なんで仲間に入れてくれないの?」多言語環境で育つ娘が初めて経験した“仲間はずれ”と親の葛藤 こんにちは。ロサンゼルスで育児中、そして妊娠37週のsoy sauce & avocadoです。 今回は、私の娘が3歳半のときに初めて経験した「仲間はずれ」について綴ります。 多言語・多文化が混ざり合う海外の子育て環境。その中で、娘が感じた「ことばの壁」や「運動の差」、そして「仲間に入れてもらえない寂しさ」── 親としてどう受け止め、どう支えたらいいのか、私自身も揺れ動いた日々でした。 仲良しだったあの子との距離 当時、娘には毎日のように遊んでいた仲良しの子がいました。1歳半からの大親友です。相手のAちゃんは半年年上の女の子。 お互いを見つけるとすぐに手を取り合って遊ぶような、微笑ましい関係。 でも、ある日からその子が娘を邪魔者扱いするようになりました。 「遊ぼう」と声をかけても、『きゃー、ゾンビが来たあー!』とからかわれます。あっちに行ってと突き放されることもありました。 それが何度も続き、娘は戸惑い、泣きじゃくります。 小さな社会で起きた「変化」 ちょうどその頃、子どもたちの間で運動神経や会話のスムーズさに差が出てきた時期でした。 娘はまだ少しおっとりしていて、日本語は上手に話せますが、英語は理解できても言葉では出てきません。 さらにその子たちは英語とはまた違う言語を母国語としていました。なので言語の壁が高かった。(娘は相手の母国語もなんとなく理解できていたようなのではあるのですが、、、) 一方、周囲の子どもたちは英語も母国語も達者になり、体の動きもどんどん活発になっていきます。 (娘はちょっと運動が苦手の様子。水泳はすごいのですが。。。) 大人の私には「それぞれのペースがある」と思えることでも、 子どもたちの世界はとてもシビアで、その違いが“自然と”距離になってしまうようでした。 涙と「わからない」という気持ち 「なんで仲間に入れてくれないの?」「どうして私だけダメなの?」 娘は何度も、泣きながら私に問いかけました。 私はただ「あなたは悪くないよ」「そのまま...

やっと笑えたプール練習の日|37週妊婦と4歳児、夕暮れの水遊び

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こんにちは。ロサンゼルスで育児中&妊娠37週のsoy sauce & avocadoです。 今日は、久しぶりに「やっと笑えた!」と感じたプールでの練習のことを記録しておきたいと思います。 夕方、重たい身体を引きずって 妊娠37週の体。 もう、立っても座っても寝ても苦しい臨月。 それでも、娘のためにと毎日プールへ通う決意をした私。 だけど正直、この日は身体が重くて動きが鈍く、やっとプールに到着したのは夕方手前でした。 でも幸いなことに、まだ太陽は暖かく、プールの水もほんのりあたたかい。 時おり吹く風が涼しくて、気持ちのいい時間帯でした。 行きたくない娘、でも… 娘は「プールは別に行かなくてもいい」とゴネ気味。 だけど、ほとんど無理やり連れ出して車に乗せ、到着すると…… 水着に着替える頃にはすっかりウキウキモード。 そしてプールサイドから飛び込むその姿は、まるでマーメイド🧜‍♀️✨ 近くにいた大人たちが思わず「She swims like a little mermaid!」と声をかけてくれるほど、水の中でくるくると踊るように泳いでいました。 水の中の冒険 最近のお気に入りは、水中での前転と後転。 くるくる回りながら、思わず笑ってしまうほど楽しそう。 そしてなぜか誰かが置いていったおもちゃに夢中になり、 「ママ、あれ取ってくる!」と水の底へ一生懸命潜ろうとする娘。 体がすぐに浮いてしまうので、なかなか深く潜れず……でも、そのがんばりがまたかわいくて愛しい。 よーいドン!で競走 そのあとは、娘と水中競走。 「よーいドン!」で10メートルほどを一緒に泳ぎます。 もちろん、私のほうが早い。 でも、娘に“ギリギリ勝たせる”作戦で勝負! 見事勝てた娘は、「やったー!もう一回やろう!」と満面の笑み。 自信を少しでも取り戻してくれたかな? 作戦、成功……だったかもしれません😊 背面浮きも、一緒に スイミングスクールで練習している背面で浮いて呼吸を整えるスキル。 それも一緒に練習しました。 娘がぷかぷかと浮いて、私も37週の大きなお腹で浮かんで—— 周りから見たら、なんだか不思議な光景だったかもしれません。 でも、私にとってはとても穏やかで、幸せな時間でした...

「泳げるのに、泳げない?」娘と私のスイミング奮闘記

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こんにちは、ロサンゼルスで育児中のsoy sauce & avocadoです。 今回は、娘のスイミングスクールでの出来事と、母である私の気持ちの揺れ動きについて書いてみようと思います。 泳ぐのが得意な娘に、きちんとした基礎を身につけてほしくてスイミングスクールに通わせ始めました。 けれど、最初のスキルテストでは……まさかの不合格。 他の子たちは次のレベルに進む中、娘は足止め。 理由は「顔を水につけるのを嫌がったから」。 家のプールは塩水なんです。しかしスクール水には塩素が入っています。 ちょっと神経質な娘。そして上のクラスの子達がゴーグルをつけているのをみています。 ゴーグルをどうしてもつけたい。そんな葛藤がうまく行かない原因です。 本当はがんばっているのに、もっと上手なのに…悶々としてしまった私は、つい娘を責めてしまいました。 「なんでできないの?」「がんばってよ」と。 でもこれは我ながら反省しました。そんなこと言われてもどうしようもないですよね。悲しくなるだけ… 反省して、思いました。 このまま「できない」と思い込んでほしくない。プールが悲しい場所になって欲しくない。 だからこそ、「楽しい!」という気持ちから始めよう。 そして私は決めました——毎日、妊娠37週の体でプールに通おう、と。楽しんでもらおうって。 初日のハプニング その決意の初日。 なんと娘、プールサイドで蜂に刺されました。 まさかの展開すぎて、もう笑うしかありません。 それでも、毎日少しずつ一緒に練習を重ねて、娘の表情にも少しずつ自信が戻ってきました。 次回へ続く → 「 娘の悪戯に母ブチギレ」編

娘のスイミング成長記録|ロサンゼルス育児と子どもの習い事

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こんにちは。現在、ロサンゼルスで4歳の娘を育てながら、第二子を妊娠中のママ生活を送っています。 夫は仕事に追われてなかなか家庭の時間がとれない中、私は娘と一緒にロサンゼルスでの育児に奮闘中。言葉の壁や子育ての悩みも多く、毎日が試行錯誤の連続です。 私の娘は日本語はとても上手なのですが、英語はまだ発展途上。また、運動も得意なタイプではなく、ローカルの子どもたちとの遊びにもなかなかうまく入っていけないこともあります。 でも、そんな娘にひとつだけ「得意!」と胸を張って言えることがあります。それが スイミング(水泳) です。 3歳の頃から自宅アパートのプールで遊びながら自然に泳ぐようになり、浮き輪なしでもスイスイとお魚のように泳いでしまう娘。その才能を見て、「せっかくなら、好きなことをもっと伸ばしてあげたい」と思い、4歳の誕生日を機に、スイミングスクールへ通わせることにしました。 ロサンゼルスにはYMCAなどの大手の水泳教室も多いのですが、私たちは近所の小さなスクールを選びました。理由は、レベル分けがより細かく、個々に合わせた丁寧な指導が期待できたからです。 最初のスイムテストでは先生とマンツーマンで、とても楽しそうに泳ぎ、5つのレベルのうち「レベル2」からのスタートに。先生からも「すぐにレベルアップすると思いますよ」とお墨付きをもらい、私も少し安心していました。 ところが… 実際のクラスが始まると、娘は全く実力を発揮できず。先生は初回のテストとは別の方で、娘も少し戸惑っている様子。親としては仕方ないとわかっていても、もどかしさが募ります。 娘自身は新しい先生のことも「好き!」と言っているのですが、クラスの中では控えめで、なかなか思いきった動きができません。けれど、次の日にアパートのプールで泳ぐと、まるで別人のように周りの大人たちも驚く泳ぎっぷり。 「どうして教室ではあんなにおとなしいんだろう…」「もっと自信を持ってくれたらいいのに…」 そう思って、ついつい娘に言ってしまうんです。 「どうしたの?プールであんなに上手に泳げるのに?お顔だって水につけられるでしょ?」 ……きっと、これは言ってはいけない言葉ですよね。 本当は、静かに見守ってあげるべきなんだろうなと思いつつ、悔しさや不安、妊娠中のホルモンバランスも重なって、心...

耳に水、妊婦に怒声。プールで母、爆発。

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こんにちは。ロサンゼルスで育児中、そして現在妊娠37週のsoy sauce & avocadoです。 今回は、娘とのスイミング練習中に起きた大事件を記録しておこうと思います。 「やりたい」は止めたつもりだったのに… その日、娘はいつになく水遊びモード。 プールサイドで、シリコンキャップをお椀のようにして水をすくい、「ママの頭にかけたい〜!」と何度もせがんできました。 私は丁寧に断りました。 「顔や頭を遊び道具にしちゃダメだよ」 「人の顔はおもちゃじゃない」 これは以前から繰り返し伝えていることです。 娘は「はーい」と言ってやめた…ように見えました。 そして事件は、静かに起きた。 練習中、たまたま左耳に水が入ってしまい、私は必死に抜こうとしていました。 聞こえづらいままモゾモゾしていたその時—— 娘が、右耳にそっと水を注いだのです。 まさかの 両耳コンプリート。 まったく聞こえない。 耳の奥がゴボゴボして気持ち悪い。 片足でケンケンしてもバランス取れない。 なにより、私は妊婦です。37週です。 ガチギレした話 もう無理でした。 理性がどこかへ飛んでいきました。 私は娘の手をぐいっと引いて、プールから引き摺るように出ました。 人目の少ないところまで連れて行って、盛大に叱りました。 たぶん、声は近所に響いたと思います。 「ふざけるな」「言ったよね」「もう絶対やらないで」と、涙混じりに怒りました。 (そしてちょっと泣きました) 怒った後の、もやもや 言ってはいけないことは言わなかったけれど、 感情でぶつかってしまったな…と帰り道に反省しました。 でも、本当に困った。 本当に怖かった。 音が聞こえないって、こんなに不安なんだと知りました。 「ふざけ」で済ませてはいけないこともある。 そういうことを、少しずつ教えていくしかないんですよね。 それでも明日も、プールへ行く 叱ったあと、娘はしゅんとしながらも「ごめんなさい」と言ってきました。 私も深呼吸して「もうしないでね。ママ、本当に怖かったの」と伝えました。 スキルの練習よりも、心の育ちのほうが、よっぽど大事だと思う瞬間でした。 次回予告 「よーいドン!」で競走|やっと笑えたプ...