アメリカで幼児が経験した仲間はずれ|4歳娘の人間関係トラブル体験談【前編】
アメリカで幼児が経験した仲間はずれ|4歳娘の人間関係トラブル体験談【前編】
アメリカで幼児期の子育てをしていると、言葉や文化の壁から思わぬ人間関係トラブルに直面することがあります。私の4歳の娘もその例外ではありませんでした。今回は、娘が学校で経験した仲間はずれと差別のような出来事、そして親としての葛藤や対応についてお話しします。
きっかけは娘の「Iちゃんはイジワルだ」という一言
ある日の帰り道、車の中で娘がポツリとつぶやきました。
「Iちゃんはイジワルだ」
その時、私は初めて娘が学校で何か辛いことに直面していることを強く感じました。
言葉の壁が生む孤独と分離不安
娘は英語がまだ話せず、幼稚園に通い始めた頃は分離不安がひどく、先生にべったりくっついていました。やっと友達と遊べるようになったと思ったら、最近はお迎えの時に一人でポツンと遊んでいることが増え、私は胸が痛みました。
仲間はずれの瞬間を目撃
同じクラスのM君の誕生日会で、娘がみんなと追いかけっこをしようとしたところ、Iちゃんに「こっちへ来ないで!」と強く言われ、娘はその場で泣いてしまいました。Iちゃんの親御さんは、その出来事に気づいていないようでした。
遊びたい気持ちと周囲の壁
IちゃんとM君はいつも一緒に遊んでいて、娘もM君と仲良くしたいのですが、Iちゃんがそれを阻んでいました。週5日の長時間登園の二人に対し、娘は週2日の慣らし保育。環境の違いも大きく、Iちゃんから見ると娘は“異物”だったのかもしれません。
言葉が違うことの辛さと差別の現実
娘は日本語でたくさん話しますが、英語を自ら話すのはまだ苦手です。アメリカでは英語以外の言語を話す子に距離を置くケースがあり、これは単なる子どものわがままではなく、言語や文化の違いによる壁でもあります。
親としての葛藤と対応
学校に相談することも考えましたが、先生たちは問題を認識していないようでした。夫と話し合った結果、無理に関係を良くしようとせず、娘には「かまわず無視していなさい」と伝えることにしました。辛い決断でしたが、これが今の最善策だと思ったのです。
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