ロスで食中毒!!私の食中毒体験談。保険は利くのか??

こんにちは、先日食中毒になりまして、、、ちょっと記録として残しておこうかなと。

ちなみにですが、これは対応してくれた医師が、恐らく食中毒だろうと言ったからであります。

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食中毒?と思ったら

腹痛、嘔吐、下痢などの症状が見られたら、まず水分補給をさせるようにしましょう!

健康な成人の場合
少し様子を見ましょう。
吐き気止め、下痢止めなどは服用せずに全部菌を外に出す事が重要です。
その際、水分をしっかり取らないと、脱水で意識を失ったりします。8時間経っても収まらない場合は病院へ!

他に疾患や、病気がある場合
直ぐに、病院へ!

高齢者、小さな子供の場合
吐いた時に、喉を詰まらせて窒息する可能性もあります。直ぐに病院へ!

まずはUrgent Careの病院を探しましょう。電話をかけてから行くと良いと思います。そんなんないよ!交通手段もない!という場合は迷わず911に。

病状を説明しましょう。

名前、住所、電話番号。など慌てずに言えるように。かかりつけの医者がいる場合はその先生の名前、電話番号、住所なども準備しておきましょう。保険のカード、IDカードなども忘れずに。

英語ですが、要点を押さえればアメリカの医療関係者は理解をしてくれます。

いつから、何処が痛むか。症状は、(吐き気、下痢、目眩、意識レベルなど)

食中毒の場合は、何をいつ食べたかなども聞かれます。

私が食中毒になった経緯。


それは、夫にくっついてリトルトウキョウへ遊びにいった日でした。最近不規則な生活が続いており、その日は既にかなり疲れていて、ろくに何も食べてもいませんでした。

せっかくなので、ついでに日本食を食べて帰ろうという事に。

店名は控えておきますが、居酒屋でお寿司を食べる事にしたのです。夫と食べた物は殆ど一緒だったのですが。。。夫は自分はいつでも食べれるから、、と私の好きな、トロ、サーモン、イクラを私に譲ってくれていました。

私がメインで食べたのは、Albacore Rollです。(アバコ、ビンナガマグロ、ビンチョウマグロと呼ばれる美味しい魚です。)でした。ニューヨークではお目にかかった事はなかったのですが。ロスはこのアルバコアーは人気あるみたいですね。

その日はレストランの食事ですっかりお腹がいっぱいになり。帰宅。しばらくテレビを見た後に就寝。

、、、

そして朝方にやって来る腹痛。。。

どっちに向いても、痛い。しかし、下痢の感じともなんか違う。

みぞおちを誰かに殴られたような、そんな痛みが続く。寝れない。

一時間後。やっぱり痛い。寝れない。。。

我慢に、我慢。。。

だめだ。気持ち悪い。。。どうしても気持ち悪い。。。寒気もして来た。。。

嘔吐。(トイレに駆け込む余裕はあった。)

吐いたから、チョットは楽に。。。。ならない。

痛い腹、寒気。繰り返す嘔吐。

こ、これは。。。

寿司だ。。。。!!!???
アルバコアーだ。。。。

あーるーばーこーあーーーあああああうえええええおえええ。


という状態。。。とにかく痛くて、あるばこあーがあ。とぶつぶつ言いながら痛みに耐えていました。


まあ、後々良く考えたら、夫もアルバコアー食べたのに何もなかったから、怪しいのはサーモン、トロ、イクラ。なんですけどね。。。


まずはPrimary Doctorに連絡

あまりの痛みにプチパニックに陥った私は、救いの手を医療に求める訳であります。

アメリカでは、Primary Doctorという、自分のかかりつけの医者を決めておきます。私の先生は超美人で、やさしい先生です。彼女が、まず判断し、必要に応じて専門の科に紹介状を出してくれるのです。

もちろん緊急の場合は、そんな事やっている暇がないので、911か、ちかくにあるエマージェンシールーム(救急)に駆け込みます。

私の場合。救急か、救急じゃないか、、ちょっと微妙な感じだったので、とにかく先生に電話してみる事にしました。

ちなみに、吐いた物の中に血が混じっていたり、私は下痢にはなりませんでしたが、便に血が混じっている場合は、かなりキツい細菌に感染している可能性があるので、もうなりふり構わず病院に行って下さいね。

という訳で、先生に電話です。、、、これが、なかなか繋がらない。しかも、かなりの嘔吐でのどが焼けてしまったので、声が出ず、、、オペレーターの人に聞こえないわ!と。。。なんとか声を振り絞り。。。

やっと先生の名前が伝わって、先生からかけ直すようにするわ!といってくれてから、なかなか連絡がこず。

夫にかけ直してもらったが、なんか話がお互い通じず。夫は、私が保険がどうのこうの言っている意味がよくわからなかったらしく、イライラし始めます。

もう!どうしたらいいの!だってさ。うん。私もそう思ってる。。。

なかなか連絡がつかなかったので、とにかく近所のエマージェンシーに行こうという事になりましたが。病院入り口一歩手前で、やっと先生から電話が!

症状を説明。


先生の見立てでは、恐らく食中毒(英語だとFoodborne illnessと言います)だから改善するまでに8時間はかかる。それまで、ゲータレード(ポカリスエットみたいなスポーツ飲料)を飲んで、耐えるんだ。8時間超えてまだその症状だったら、直ぐにエマージェンシールームにきなさい。

とにかく先生の優しい声と、Hang in there!に癒され。そうか、では8時間は頑張ります。。という事で反転。ゲータレードを買い込んで家に帰ります。


ゲータレード飲みまくり。吐きまくり。

悪寒から、発熱。汗も凄いかきました。。。。

少しずつ症状が治まって来て、確かに8時間後には腹痛は殆ど無くなりました☆

そこで、また先生から電話が入ります。大分落ち着いた事を話すと、

やっぱり食中毒ね。今日、明日は、ゆっくり寝て。無理して食べなくていいから。水分は取るように。とのこと。

次の日のバイトは休む事にして、取り合えず。ゲータレードのみで乗り切れました☆

なんですぐ病院に行かなかったの?

なんで、病院行きを躊躇したかというと。。。

家の近所のUrgent Careは私の保険はきかないのです。ここも一度行った事があるのですが、美人の優しい先生です。が、全てが実費になります。実費と言っても日本の実費より比べられん位、とんでもなく高いのがアメリカ。

恐らく、脱水を押さえる点滴を打たれ、痛みを緩和する緩和剤、吐き気止め、食中毒かどうかの検査と、抗生物質。というのが恐らく考えられる処置ですね。

エマージェンシー代プラス諸々の処置。。。とんでもない高額請求になりそう!!!!!

と、想像しただけで、顔面蒼白。悪化します。

夫は、健康体のため病院にかかった事が無く、アメリカ生活長いくせにその辺よく解らないと、怒り始めます。

アメリカの健康保険制度が弱い。。。というのは、こういう時に感じるのですが。。。

判断を誤れば、死ぬか、破産か。どっちがいい?!

みたいなものです。緊急な時程、どういった処置が必要かの判断能力は大事でしょう。
ちなみにアメリカでの自己破産の原因に医療費が高かった。というのがあるそうですよ。

倒れていたので911呼んだが、患者の意識がさめたとたん救急車から逃げた。なんてコメディーでたまに見ますね。

保険が効くのはどこまで???、しっかり確認しておこう。

私が入っているのは、Oscarのシルバープランです。オスカーはニューヨークでは大きい会社なのですが、ロスではあまり受け付けてくれる病院がありませんでした。汗。

ただ、加入する時、オンラインで凄く簡単だったので、オスカーに決めたのです。
ロスの保険会社はIDなどの提出が求められるのですが、その頃は引っ越したばかりで、カリフォルニアのIDがまだ手元に無く。なんか面倒くさかったんですね。

見てくれる病院が少ないと言っても、天下のUCLAがカバーに入っています。という事で、UCLAの先生をPrimary Doctorに決め。もう全部UCLAにする。と決めたところでした。

で、私のプランだと月々$200ドルを超える保険料。
年一回の健康診断は無料。Primary Doctorの診察は$10、Specialist(専門の科に行く)のは$50、Urgent Care(エマージェンシーほど緊急じゃないとき。)は$50となっています。

じゃあ、エマージェンシーはどうなっているかというと、$7150がTaxの時にdeductableということで、この$7150までは払わないと行けないという契約になっています。それ以上を越すと保険会社がカバーしてくれます。

そう、日本で病院に行くのとは大違いです!!!毎月200ドル以上も払ってるのにい!

最終的にTax deductableで救済されるようなので、、、実際のアウトオブポケットはそこまででもないかもしれないですが。。。どうなるか、来年のタックスリターンで見てみましょう。

ちなみに、毎月のプランが安いのに入っていると、その分、アウトオブポケットの額も大きくなって来ますので、お気をつけ下さい。UCLAはプライマリードクターに会うだけで$300は取られてしまいます。

安すぎる保険は入らない方が良いくらい。入るならある程度保証のある保険にというのが、私の考えであります。


なるべく対処療法で、出来る限り自宅で直すのが一番です。

ということで、お医者さんに電話をする事は無料になっております。(Oscarの場合)

貯金があるので、確かに$7000かかっても、タックスリターンで戻してくれるのであれば、助かるかもしれませんが、、、何もないに越したこたーねー。。。。

私の場合、お医者さんと電話での指示に従っての対処療法で、病院に行く事も無く、ゲータレードだけで済んだのは本当にありがたい事です。

ちなみに、家庭内感染を防ぐ為に、食器、洗濯物は分けましょう。お風呂は感染者が最後です。使用後のトイレ、お風呂、洗面台などの殺菌が必要でした。ブリーチしましょう!

ベイビーちゃんがいる方はこんな物も売っています。
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ちなみに自己診断ですが、感染した可能性があるのは

黄色ブドウ球菌、腸炎ビプリオ、あるいはサルモネラだと思われます。

なんと、ロスでは寿司は素手で作る事が許されているのですが。。。NYCでは素手は絶対禁止されています。

ロスでは寿司職人の高い技術を買って、素手が許されている訳ですが、、、


実際アメリカで働いているお寿司の職人さんって、、、

オーナーも人件費を渋るから、安い賃金で働かされているので、なかなかいい人が雇えない。。。など。。。色々悪い噂は聞くんですよね。

まあ、素手の方が、お魚の鮮度をより良く感知出来るという話も聞きますが。。。


今回食中毒になって思ったんですけど、ある程度の技術テストに受かった方のみ、素手を許してくれたら良いのに。。。と思いました。。。


黄色ブドウ球菌は、荒れた手の傷口から感染する食中毒です。職人さんの手に傷があったのかもしれません。

腸炎ビプリオは魚介類に生息している菌で、4℃以上の環境下で爆発的に増殖します。職人さんの管理が一歩間違うと、包丁、まな板から二次汚染を起こし、被害は拡大されるものです。

サルモネラは鶏肉などに生息する菌で、生肉を触った手で調理をすることで二次汚染されます。私が食べた店は鶏肉も扱っていたので、、、。もしかしたら、忙しくって手をちゃんと洗ってくれなかった可能性があります。


食べるこっちとしてみては、命がかかっている訳で、、、もうけの為に人件費を減らして、その辺のケアーが出来てないレストランなんかには行きたく無いもんです。

ちなみに、レストランでバイトしてるときに思ったのですが。

サーバーが手でつまみ食いをしていて、あるいは、トイレの後ちゃんと手を洗っていない、あるいは、他人の食べ残しを素手で触った後に、そのまま他のお客さんのフードを素手で運んで、、、さらに、食品に素手が触れている。。。という状況を目にして来ました。

私は、何かあるたびに、手を洗いまくっていましたが。(ハンドソープをつけて20秒以上、ぬるま湯で)。。忙しいと、確かに手を洗うチャンスは減りますね。

ということで、サーバーからの感染もあり得ます。

レストランに行ったら、清潔さ、スタッフの働き方などは注目してみて見ると良いかもしれません。また、サーバー、フードランナー、バッサー(残り物を片付ける)の役割がしっかり別れているか?なども注目すべき点であります。

小さな店ではありがちですが、サーバーが一人ですべてをこなしていて、テンワヤンワ状態だと、手を洗う暇も無く。そういったところからの感染症は十分にあり得ます。

待ちきれなくて、サーバーをせかす人もいますが、あまりせかしすぎるのは良く無いでしょう。。。レストランに行く時は時間に余裕を持っていきましょうね。。。

攻めるのは、十分な人を配置しないレストランの経営者にしましょう。

わたしが、食中毒になったお店。ちょっと清潔感に欠けてはいたんですよね。
シェフの人は寿司だけではなくて、キッチンの中でも何か色々やっていた様子もありました。
サーバーは一人でフードランから、残り物を片付けるところまで全部やっていました。実際に奥でちゃんと手を洗えているのかまでは確認出来なかったですが。。。まあ、、、低いとはいえ、食中毒を起こす可能性はあるお店ではあったかなと思います。

ぶっちゃけ、レストランなんて何処もそんなもんですけどね。。。

皆さんも食中毒にはお気を付けて!


関連記事:アメリカで病院に行く。病院へ行く時の流れ

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